朝と夜の合間に

かつて文庫本1ページを読むのに10分も掛かるほど活字アレルギーだった人のラノベライフを書き殴るためのメモ帳。

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家族砲計画2

美奈との関係修復も一段落し、ヒカリを加えた3人(と目の上のタンコブ2人)で水入らずな日々を送っていたのも束の間、新たな嫁候補とその娘が押しかけてきて嫁姑ばりのドロッドロバトルにはならないけど美奈が一方的にいびられる尾話。それでも最終的には拓真がそれなりの態度を示し、落ちるところに落ち着いた感じ。

表紙を飾っているこの第二嫁候補の理央、見た目通りにまだ小6とお子様なんだけど色々と捻くれた性格なんだけど憎めないというか放っておけないというか、拓真が構いたくなる気持ちも分からなくも無い。家にも学校にも味方がおらず、挙句育ての親からも不要物扱いの言葉を聞かされたとあっては、拓真の「うちで預かる」という言葉が勢いから出たものであっても全力で支持したくなるね。まぁ、そこから起こる嫁候補バトルも人類滅亡問題も結局は自業自得だから、結局自分の手で解決するのは当然なんだぜ。

最後の方では、美奈が意外に「漢」だったり、無駄に熱いヒーロー「ヒカリマン」が大活躍したりで、馬鹿馬鹿しいんだけども開き直りにも近いアホらしさが大爆発。家族というテーマは据え置きに、それでいてあまりシリアス方面には倒しこまない終わり方だったのでライトノベルらしい読みやすさになっていると思います。
「子供は黙って甘えていれば良い」と主張するヒカリマンレッドもとい、拓真パパの今後の活躍にも要注目。

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明るい家族砲計画っ!

家族砲計画

実にラノベらしいラノベというか、終始安定したほのぼの感がなんとも心地良い一冊だった。
熟年夫婦も真っ青のネ申カップルと友人から認定を受けるほどの核の違いを見せ付けていた拓真と美奈。本人たちがいかに否定していようとも、何の気なしに手をつないだりお弁当あーんなんて強力な技を軽々と繰り出されたら、誰だって崇め奉るっしょw。
しかし、ある日拓真の家に卵が届いたことでネ申カップルのエンペラータイムは終焉を迎え、それどころか拓真は恋愛初心者以下のヒヨッコにまで落ち込んでしまうことに。このレベル0の状態になってようやく拓真にとっての家族計画が始まるんだけど、ヒカリトラップの効力は絶大すぎたな。というか、いかに外面が最強であろうとも、中身は酷く脆いとんだトランセル野郎だったというところか。
上手いことを言うとかそんな気は全然ないけど、過去の自分を目指しながらも前へ前へと進んでいこうとするこの構成は中々に面白い。物語以前の自分を目指せばゴールが見えてるんだから、意識し始めてからの拓真はホントに恥ずかしい思いでいっぱいいっぱいなんだろうなぁと思うと非常にほほえましく感じられる。そんな一般人の拓真と美奈、それにヒカリを加えた3人の家族砲計画を生温かく見守っていきたいところ。

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バカとテストと召喚獣 5

バカとテストと召喚獣5

今回のバカテスが微妙だと思った人は絶対に少なくないはず。今回みたいな話だったら別にバカテスじゃなくても良いじゃん。
内容を要約すると「基地外お姉さん」と「お泊まり会」。もうね、あまりにも型にはまり過ぎたパターンといった感じでお腹いっぱいです。
まず前者の「基地外お姉さん」についてだけど、変人揃いのバカテスにあってこのキャラクターだけはなぜか受け付けられなかった。これまでのキャラクターでバカテスという世界観がある程度固定され、その中での日常が描写されていたからこそ、多少のぶっ飛んだ展開でもすんなり受け入れられた部分があったと思う。そこへ取って付けたような新キャラクターを投入するってことは、今までのバランスを崩すのに十分すぎた。物語が続けばニューフェイスが登場するのは誰にでも理解できることだけど、このお姉さんにカンフル剤の役割を期待するにはちょっとイライラが募ってしまって、僕は受け付けられなかった。ここまで一般常識が欠落してるようだと、作者はハーバード大学在籍の肩書きを安直に考えすぎていて、実際の世界の大学関係者にも失礼なんじゃないだろうか。
そしてもう一つの「お泊まり会」について、こちらも前述同様ありがちと言えばありがちで、だからこそ特にこれといった強い感想が思い浮かばないんだよなぁ。次巻こそはバカテスたる所以にも等しいところの試召戦争があればいいなぁと期待。

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いつか天魔の黒ウサギ 1

黒ウサギ1

人外によるデレなのに、そこらへんのラブコメよりもリアクションが普通でかえって新鮮な気分。ヒメアのしおらしさに電車の中でニヤニヤがとまらなかった/(^o^)\
78840時間=9年間にもわたる地獄のような時間を暗闇の中で絶え続け、その果てにようやく開放されて大兎と再会を果たせたときのヒメアの嬉しさを慮れば、涙の1つや2つくらい簡単に出そうになるというものです。

「いつか天魔の黒ウサギ」というタイトル、これは主人公の大兎ではなくてヒメアの事を指しているんじゃないかと何の疑いもせずに一人で納得しちゃったな。というのも、主人公の名前が鉄大兎だから捩って黒ウサギと言うんじゃ、あんまりにも安直過ぎるかなぁと思うわけで。それよりも、ヒメアが大兎に初めて出会ったときから一人ぼっちだったこと、9年間も暗闇の折の中で孤独を味わったことから「ヒメア=孤独=寂しい≒死に勝るとも劣らない絶望」と「兎=寂しいと死んでしまう」みたいな部分が係ってたりするのではないかと予想してみました。
ヒメアにウサ耳が付いてれば文句のつけようもなかったけど、あろうことか挿絵担当の榎宮祐氏がウサ耳を描き忘れるという暴挙(もちろん嘘)に踏み切ったせいでよくわからん。この辺は後続の巻で明らかになるでしょう。

富士見ファンタジア文庫 | コメント:0 | トラックバック:0 |

自宅警備員

駄目だ、こいつ……何とかする前に終わってやがる……!!

超天才少女のちのりが、地底人を相手にオーバーテクノロジーな兵器を用いて自宅を警備したり地球の危機を救ったりするお話。
読んでみてまず思ったのは、ちのりとはお近づきにはなりたくないということ。何かにつけて引き篭りを正当化するかのような雰囲気が感じられて、ちのりが悪いのではなく、そうさせた周囲に原因があると言っているかのよう。なんとなく同属嫌悪っぽい気がしないでもないな。
母親も母親で、作中では散々言いお母さんで通してるけど、その実数年間娘を動かそうとしなかったダメ親だろう。モンペと非干渉、どっちもどっちで両親失格。

以上がキャラクターへの感想で続いては物語についての感想。なんか前半だけで十分、とうか後半が後付け臭漂う二部構成になってるんですけど。前半はまぁタイトルに則した自宅警備をしてたと思う。ところが、後半は明らかに前半で暖めた設定を受けてないので、ぶった切り感溢れる出来になってしまっている。そして最後には、今時エロゲでも存在しないようなハーレムエンド。もうお腹一杯です。
あとは科学に直感やら、優雅とか独創的とか抽象的な表現を使っていた点。これも非常に薄っぺらく、中身が感じられなかったのが残念。

GA文庫 | コメント:0 | トラックバック:0 |

ギャルゴ!!!!! 4 地獄天国直通大全

ギャルゴ4

ようやくわっちツアーを終えて積み本消化へ軌道修正。禁書マラソンの時よりもきつかった……。

前巻に引き続き怒涛の勢いでハナさんのキャラが確立。やはりクラスNo.1の美少女である以上は物語に絡んでこないとね。惜しむらくは春男に負けないくらいの重く暗い過去を持ち、その春男に噂長と誤解され、更には噂長に利用されてしまっていたという、実に残念なポジショニングであること。
せっかく春男に気持ちを伝え、噂長疑惑も晴れたところで相手はコトリ。春男自身がコトリの方を向いているのもあるけど、6年越しの思いは強すぎる。某当て馬スキーな御人の琴線に触れるのは間違いないんだけど、さすがにこれは不憫だ。それでもボクは、コトリちゃん!

後半はまさに噂長の独壇場。昨今のヤンデレブームを如実に体現しております。50年間処女だったのは別に構わないけどさ、それでいてビッチが同居するこの狂気、実に恐ろしい。ヤンデレキャラが好きな人も世の中には大勢いるだろうけど感情移入できる要素のない噂長の見方に立ってくれる人は果たして何人いるだろう。あぁ、マジで身震いするほど気持ち悪い。

MF文庫J | コメント:0 | トラックバック:0 |

狼と香辛料 9 対立の町<下>

狼と香辛料9

史上最強の手先、ここに爆誕。いやあ、何がどう繋がって損得へ絡んでいくのか、その伏線の綺麗さに脱帽。
5巻から(実際は8、9巻で上下巻だけど)のミス・守銭奴ことエーブの大暴走に始まり、コルやラグーサとの出会いから今回の秘密兵器たる銅貨マジックを経て、本来ならばロレンスには到底抗えないような強大な権力とのイッカクを巡る大商戦へ。4冊にも及ぶ長大な物語でありながら中弛みしなかったのは、本巻のあとがきにもあるように、起承転結の中に更に起承転結を組み込んだ支倉凍砂氏の力量にほかならないだろう。
起承転結なんて言葉は小学校時代から散々耳にしてるけど、実際にそのお手本を間の当たりにするとその重要性を再認識せざるを得ない。

電撃文庫 | コメント:0 | トラックバック:0 |

狼と香辛料 8 対立の町<上>

狼と香辛料8

自分を殺そうとした相手を向こうにしても、利害が一致すれば過去の遺恨は水に流すって言うのは若干違和感を感じる。常日頃から如何にして相手を出し抜いて自分の利益を膨らませるかを考えるのが商人なんだから、エーブと再会したロレンスは殺人未遂をダシにエーブを丸め込もうと画策する方が自然じゃないだろうか。
とは言っても、当時の現場に居合わせたのは2人だけなので、商人の得意技たる嘘百八を考慮すればやっぱり物語通りの流れの方が合ってるのかな。自分が商人だったら絶対ロレンスのようには振舞えない自信があるけど。

それはそれとして、ここにきてロレンスに親近感を抱いた一般労働者も割といそうな感じ。僕は自分を一人前だとはまだ思えないけど、上司のようなロジカルな思考を十数年後にできるかと聞かれれば、そこはNoと言わざるを得ない。そんな己の世界の小ささを改めて感じさせられてしまい、読了後しばらくは億劫な気分が抜けなかったのでした。

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フレンズ×ナイフ 2 死神を包む風

フレンズ×ナイフ2

1巻のあかりさんはもっと赤紫っぽい髪の色だったような記憶があるけど気のせいという事にしておこう。

そんなことよりもずっと気になったのが会話量の多さ。とにかく が多い。ところによっては数ページにわたってほぼ会話で占められているシーンなんかもあり、何とも言えないモヤモヤを感じた。
構成が上手ければ何を書いても良くなるとは言わないけど、これはちょっと度が過ぎてるんじゃないかな。ボクは後藤なおのイラストも大好きなので、そんなキャラクター達がお喋りをしている様を想像するのはもちろん楽しい。ただし、それらを取り巻く周辺風景がまったくイメージできない、真っ白な空間であるのは余りにも寂しい。5W1Hではないけど、小説では風景やキャラクターの仕種に関する描写をもっと大切にして欲しいところ。じゃないと妄想が爆発しないので。

MF文庫J | コメント:0 | トラックバック:0 |
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