朝と夜の合間に

かつて文庫本1ページを読むのに10分も掛かるほど活字アレルギーだった人のラノベライフを書き殴るためのメモ帳。

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パララバ -Parallel lovers-

パララバ

とある日を境にして分岐してしまった綾と一哉の世界。それぞれの世界ではお互いが何者かに殺されてしまうのだが、その事実とともに平行世界を認識するきっかけとなったのは1本の携帯電話だった。

非常によく似た世界でありながらも、その中に点在する小さな差異をかき集めて、大きな結果の違いにもっていくのがこの物語の見せ場かな。虫食い問題の答え合わせをしているような感じで、理屈やら計算が好きな人には向いてる話だと思う。
そしてその見せ場よりも決定的に目立って、且つ非常に残念だったのは平行世界が何だったのかを一切語らなかったところ。デスノートのLを殺すシーンを参考にしたような雰囲気をプンプン感じるんだけど、盛大に滑ってるんだよなぁ。Lのケースは必要条件を隠した上での展開だったから誰もが賞賛しているんであって、この物語で平行世界の発生原因やらなんたらを語らないっていうのは、十分条件が片手落ちしてるだけだと思う。平行世界を語ってようやくパララバの全てが明かされるんじゃないかなってところ。綾と一哉が設定した禁忌を破ったシーンが物語的にも平行世界の存在的にも決定的な鍵を握ってちょっとばかり唸っただけにもったいなかったな。

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電撃文庫 | コメント:0 | トラックバック:0 |
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