朝と夜の合間に

かつて文庫本1ページを読むのに10分も掛かるほど活字アレルギーだった人のラノベライフを書き殴るためのメモ帳。

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東京ヴァンパイア・ファイナンス

東京ヴァンパイア・ファイナンス

深夜の街中に出没しては大金を低金利で貸し出す090金融、その名もヴァンパイア・ファイナンス。そのいかにも胡散臭げな吸血鬼金融を取り仕切る万城小夜と、貸し出しのための審査に合格した債務者たちとの奇妙な関係を描いた、あまり電撃っぽくないダークサイドなストーリー。送り狼を目論む借金野郎、かつて詐欺に遭い復讐に燃えるジジババ、2回目の性転換手術に挑むオカマ、ケミカルドラッグクリエイターと、債務者たちはバリエーションに富んだ日陰者の方々。まず読み終わって一番最初に気になったのは、日常で特に接点を持っているわけでもない人物が4パターンも登場したのはなぜか、という点。帯に「ハードスケジュール群像劇」とあるように、小夜のタイトな時間の遣り繰りを表現するには悪くは無いと思う。また、この金融から借金をした人自体が金融業者になってしまうという吸血鬼の伝承をそのままこの物語にはめ込んでるからだという点も頷ける。それでも4パターンの物語をぶつ切りにしながら順に書いたのは気をてらい過ぎた感が否めない。個々の物語が中途半端に独立しているおかげで、各々がヴァンパイア・ファイナンスに取り込まれた部分の理由付けが尻すぼみになってるような気がしてならない。
それでもこのページ数でこれだけの話を展開しつつ、ラストで全員の動向を一箇所にまとめ上げたテンポの良さを感じたのも事実なわけで。今後の活躍に期待。
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