朝と夜の合間に

かつて文庫本1ページを読むのに10分も掛かるほど活字アレルギーだった人のラノベライフを書き殴るためのメモ帳。

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RIGHT×LIGHT 3 ~カケラの天使と囁く虚像~

RIGHTLIGHT3

前巻で登場したカルト教団の代表っぽい人=オウルとその娘・透子の家族愛。客船事故から始まった透子とアリッサの友情。方舟を巡るアリッサとオウルの、更にはそのバックに控える集団の対立。この作者は各それぞの人物に複数の因果関係を持たせるのがホント好きだな。それでいて今までの話で登場した人物を絡めてくるんでじっくり読まないと大事な部分を忘れそう。
それぞれの関係を細かく考えていくのも楽しいだろうけど、本巻のポイントはアリッサと啓介の敵対シーン。まぁよくありがちな普通のシーンなんだけど、その場面へ至る背景はしっかり抑えてるんじゃないかと思う。方舟を優先するあまり、その世界の脅威となり得る可能性を秘めた透子を、殺したくないと言いつつもその手にかけなければならないと悩むジレンマ。アリッサに2度助けられたことによって半ばアリッサを神格化し、その暴挙を食い止めようとする啓介。実にキャラクター設定に忠実だなぁ。それでもラストはやっぱり根性論でなし崩し的に解決しちゃった感が強いのは残念なところ。

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RIGHT×LIGHT 2 ~ちいさな占い師と白い部屋で眠る彼女~

RIGHTLIGHT2

前巻の件でようやくお友達になれた友月さんと冬上さんの確執に加え、ジンの妹である陽名の野望であったり、よくわからないカルト教団やそのバックに見え隠れする集団の思惑がデロンデロンに交錯するお話。

ページ数がそこまで少ないと言うわけでもなければ、下半分が空白になってるページが多いわけでもないけど2巻連続での80分1冊読破。この作者の文章はなんだか非常に読みやすい。ファンタジーなのでいわゆる厨二病な固有名詞は大量に出てくるけど……というところで今とっさに気づいた点が一つ。魔術を使うために詠唱するシーンが結構多くあるんだけど、殆ど読み飛ばしてるんだよな。小説として重要なのは魔法を唱えたという描写そのものであって、詠唱のために使われた語句ではないんじゃないかと思うわけで。アニメなんかでもキャラクターの変身シーンやら大技シーンやら、話数が浅いうちは最初から最後まで通しで見せるけど、話が進むにつれてカットされるのが当たり前みたいな感じで、その辺をうまい具合に端折った書き方にすると良いんじゃないかと。そう考えると全体のページ数からに20~30ページくらいは割り引いて考えるのが妥当だろう。たまなまのスカスカっぷりに比べたら……ねぇ。

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ブック×マーク!

ブックマーク

本の中に存在する現実世界とは異なる空間「異界」と、それらの管理を行っている少女たち、更にはかつての僕よりも重度の活字アレルギーっぽそうな主人公による文学ファンタジーなお話。

まず始めにここを突っ込まずしてこの作品は語れないと思う点が1つ。「異界」を内包する本を管理する図書館と現実世界とで精神的な時間進行の割合が7:1(ただし肉体的には同一時間らしい)という設定らしいこの舞台なんだけど、図書館内部にあるパソコンを介すると外部の時間進行を内部のそれと等価に扱うことが出来るとかどういうことですか。捻じ曲がってんのは時空じゃなくて作者の世界観だと言わざるを得ない。更には、下記のような台詞が作中にあるんだけど正直意味不明すぎる。

「たとえば、現世時間午前十一時に、どこかで異界本による事件が起こったとする。私たちはみんな、その時間には学校にいるから、その事件に対処できないわね。でも、午後になって、勤務を開始すれば、館内時間はその日の午前十時。そこから現世に戻れば、現世時間前十時過ぎに戻ることが出切るのよ」

( ^ω^)……。
午後5時から館内時間にして7時間働くと現実時刻では6時になっていると前もって触れてたじゃないですか。いつから特定の時刻が館内時差の始点になるような設定になったんだろうか。誰か空想非科学大全並の理詰め論文の提唱をお願いします。

他にも、特に理由もなく主人公属性が発火したり、タイトルにまるで作中との関連性がなかったり等等、気になる点はあるんだけどなぁ。あまりにもタイムパラドックスに関する部分が納得いかないのでどうでも良く感じられちゃう。
それからもう一つ、キャッチコピーの「文型少女はお嫌いですか―?」。これも物語とほぼ無縁と言って良いほどで、そもそも文系と称すること自体の意味がまるでない。
たまなまは普通すぎて突っ込めなかったけど、本作はあまり良くない意味で対極に位置する形だった。

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人類は衰退しました 4

人類は衰退しました4

いつものごとくのほほんとした人達によるのほほんとした世界観が紡ぎ出すロミオワールド全開なお話。
なんと、1巻以来のなかた一族(あるいは本人?)登場に歓喜した人も多いのでは? ボクはちくわ氏一筋ですが。

前半のチキンストーリーと後半の独裁国家栄枯盛衰とに分かれた二部構成だけど、このページ数によくこれだけの内容を詰め込めるもんだなぁ。300ページ超えの続編なのに収拾がつかない物語も多々あるというのに、ロミオストーリーのきれいさはラノベ界では随一だわ。
前半の話も広範の話も、考えようによってはとんでもない一大事になりかねない出来事だというのに、この世界の旧人類の方たちの春っぷりときたら、さすが衰退の一途を辿るだけあって大人しいというかなんというか(おじいさんを除く)。
それにしても妖精さんたちの生き方は羨ましすぎる。面白いことがあれば集まり、飽きればどこかに霧散する。更にお菓子があれば幸せ。自宅警備員ではないけれどもその自由な生き様は一生のうちに一度でも良いから真似てみたいもんだ。流石に今真似たら1週間かそこらで上司から「おめーの席ねーからー!!」とか通達されるのがオチだけど。

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